キャッシングの審査で落とされてしまう理由とは？

キャッシングを利用するには審査を受ける必要がありますが、ここで落とされてしまう人にはそれなりの理由があるということになります。

その理由はいくつか考えられますが、まず収入に対して希望金額が大きい場合です。銀行のカードローンは別ですが、消費者金融などのいわゆるノンバンクと呼ばれる金融業者では、年収の1/3以上の借り入れを行うことはできません。これは1社からの借り入れではなく、全ての金融業者を合計した金額です。よって、既に他社から借りている金額の為に審査で落とされてしまうこともあります。

そして、収入面には問題はなくても、固定支出が多い場合です。これは主に毎月家賃や住宅ローンの返済を支払っている場合で、同じ収入同士でも、家賃やローンの全くない持ち家に住んでいる人と、それらの支払いが毎月ある人では、収入から返済に回せる金額が違ってくる為、前者の方が審査で有利になります。

また、これまでの各種のキャッシングやローンの利用経験もとても重要です。特に支払いを遅延したことがあると、その程度によっては年収などに関係なく、それだけで落とされてしまうことさえあります。
キャッシングは信用が第一です。よって、返済の遅延はそれを損なってしまう一番の原因になってしまいます。このような記録は原則的に5年間残ってしまうので、一度でも各種の返済の遅延をしたことがある場合には、次からはかなり注意した方がいいでしょう。

その他には勤務している会社や職業も審査の判断要素になります。同じ年収同士でも、誰でも知っているような大企業に勤務している人の場合、審査で有利になることが多いと言えます。
また、公務員の場合はキャッシングの世界では別格の扱いとされており、その他の条件が多少物足りないような場合でも、合格する可能性が高いです。公務員は職場が倒産することがなく、世間の景気にも左右されにくい安定した収入があるからです。

ただし、そんな公務員でもノンバンクから年収の1/3を超える借り入れは行えません。これは法律で決められている為で、公務員だからといって高額の借り入れを希望しても、それが通るとは限りません。
ですが、本来は固定支出などからの判断で年収の1/3までの借り入れは難しいようなケースでも、公務員だとその金額までなら通ってしまうことがほとんどです。それほど公務員はキャッシングの世界では優遇されている存在で、一番審査に合格しやすい職業なのは間違いありません。

キャッシングの審査では、このような色々な要素を複合して判断されます。例え希望金額の審査には合格できなかった場合でも、それより低い金額なら合格できることもあるので、合格することを第一に考えるなら、なるべく少ない希望金額での申込みをおすすめします。